同窓会会長挨拶(旧)

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鹿児島大学工学部同窓会会長  松永 洋文

鹿児島大学工学部同窓会は平成27年4月から本部役員が入れ替わりました。 私 第十一代の会長を務めることとなり、不慣れながら活動を進めております昭和52年卒業の松永です。 昭和48年に新設された「海洋土木開発工学科」の一期生、鹿児島県で土木技術者として勤め、現在に至っております。  新しい本部役員にはAOI会の曽我先生、機友会の福原先生、しらなみ会の木村先生が就任され、事務局の窪田さんとともに汗をかくこととしております。

鹿児島大学工学部は戦後の学制改革の中で創設され、工学部の生い立ちとともに同窓会も発足・成長してまいりました。 昭和23年の鹿児島工業専門学校の一期生の卒業の年からスタートし、以後鹿児島県立大学の時を経て、昭和33年に鹿児島大学工学部同窓会と名称を変え現在に至っています。 草創期の会長は歴代の工学部長が就任され、卒業生も少なく学部教官のお世話をいただきながら運営されていました。 卒業生も増え体制も整ってきた昭和49年に、第六代として初の卒業生会長に東眞人氏が就かれました。以後は同窓会員の会長のもとで、機械系学科の機友会、電気・情報系学科の錦水会、建築学科のAOI会、化学系学科の南窓舎密会、海洋土木系学科のしらなみ会の五つの学科同窓会が活動しており、70年経過した現在では2万5千人を超える会員で組織されております。

工学部同窓会は、機友会、錦水会、AOI会、南窓舎密会、しらなみ会の各部会の隆盛が図られる支援を行い、工学部の名を高め存在を広く知らしめることにあります。

それぞれの学科同窓会は各地区に支部が組織され、互いの活躍を確認し語れる場が設けられるなど充実した同窓会活動が展開されています。 各部会とその支部の様々な活動を部会の中だけで完結するのではなく、他の部会・部会支部など工学部同窓会全体としての絆を深め、各地での工学部支部の形態構築を進められたらと考えています。

工学部は平成32年に創立75周年を迎えます。工学部においては記念事業の実行委員会を立ち上げ、本年から準備を進めることとなりました。同窓会としては可能な支援を行わねばなりません。いろいろな手段で情報発信を行い、工学部からの要請に対し同窓会員のご協力を得られるよう連携を深めます。さらには、中堅・ベテラン会員と学生会員や若い会員との絆を結ぶ方策も探らねばならないと思っております。人生や仕事で様々な試練を乗り越えて来られた先輩会員とこれから翔く会員や奮闘中の若者が互いに集い・憩える場を設けてゆけたらと思います。

Reunion of Faculty of Engineering in Kagoshima University